中高年の方の転職活動は残念ながら長引く傾向にあります。
1社2社で決まれば良いのですが、中高年で転職を成功させた方にお話を伺うと「内定が出るまで何社応募したか分からないくらい応募した」と言う方が少なくありません。夫は内定をゲットするまで5ヶ月かかりました。
ほとんどの方が自宅から通勤出来る範囲での転職を希望されていると思うのですが、中には「田舎過ぎて仕事がないから仕事が多い都心部で探そうかな……」と考えておられる方も多いかと思います。
節約したい交通費
求人が多い都心部で仕事を探すと言うのは悪く無い選択だと思います。
実際、求人の少ない地域にお住まいの場合、転職エージェントから「東京案件でもいいですか?」と確認される事もあるかと思います。私は大阪在住なのですが、夫が転職活動をしていた時も何度か東京案件を紹介してもらいました。


しかし地方から都心部に出る場合は面接を受けるとしても交通費が重くのしかかってきます。
今回はハローワークで雇用保険を受けながら活動している人なら利用する事が出来る「広域求職活動費」をご紹介させて戴きます。
広域求職活動費(雇用保険の受給者に限る)
この制度は残念ながらハローワークで雇用保険を受給している方しか使う事が出来ません。
管轄のハローワークから、応募したい企業の所在地までの距離が300キロ以上離れている場合に交通費(鉄道・飛行機・船・車のガソリン代)が支給される……と言う制度です。400キロ以上離れている場合は宿泊費も支給されるようです。


認知度が高くないのよね
しかし、この広域求職活動費はハローワーク経由で応募した求人にしか使う事が出来ません。「それじゃあ使えないな……転職サイトで見つけたし」と思われた方は、ちょっと待ってください。転職サイトで見つけた求人がハローワークににも求人を出しているケースは少なくありません。本当にその企業がハローワークに求人を出していないかどうか、ダメ元で確認してみてください。
とにかく交通費を減らしたい場合
雇用保険を受給せず在職しながら転職活動を行っていて、交通費を減らしたい場合は深夜バスを使うのが最強だと思われます。ハードスケジュールにならざるを得ませんが交通費は確実に下がります。
体力的に厳しい場合は行きだけ深夜バスを利用して、帰りは新幹線なり飛行機なりで帰ってくる……と言う方法もあります。
まとめ
「パンが無ければお菓子を食べればいいのよ」ではありませんが、仕事が少ないなら、仕事の多い地域へ活動範囲を広げるのはアリだと思います。


活動範囲を広げれば広げるほど交通費も跳ね上がっていきます。もし利用出来るのであれば、交通費を少しでも減らすために「広域求職活動費」を利用してみてはいかがでしょうか?
あなたにオススメの記事をチャート式で診断します
- 中高年転職クエストを試してみる