中高年が転職活動をする場合、最も重要になるのは面接です。誰しも面接では少しでも印象をアップしたいと思うものですが、実は面接の多くは第一印象で決まると言われています。
特に役員や社長面接する最終面接の場合「最初の5分で合否が決まる」と言う説があります。
最初の取っ掛かりが悪い時って
間違いなく落とされてる
たった5分で決まってしまうとなると、ほぼ第一印象で決まってしまうと言って過言ではありません。今回は面接で印象を上げる方法についてお届けします。
面接で使えるメラビアンの法則
突然ですが『メラビアンの法則』ってご存知ですか? メラビアンの法則とは、コミュニケーションの研究者、メラビアンが行って実験を元にした解釈です。
メラビアンの法則によると、人が他人を判断しようとする時「視覚」聴覚」「言葉」のそれぞれ、どれくらいの割合で判断しているかを実験しています。そして、その割合が下記の数字だと言われています。
耳からの判断 38%
言葉からの判断 7%
これって、ちょっと意外に思われませんか? 面接でどんなに頑張って話をしたとしても、たった7%程度しか影響されていないと言うことになります。「ただしイケメンに限る」ではありませんが、こうなってくると容貌的に落ち目な中高年は圧倒的に不利と言う事になります。
中高年の見た目では駄目なのか?
見た目的にアウトな中高年は何をやっても無駄と言うことなのでしょうか?
しかし、この結果が本来意味するところは「容姿」ではありません。服装や髪型。態度、表情がポイントとされています。ですから面接に挑む場合「清潔な印象」「にこやかな表情」がどれだけ印象に左右するかが立証されたと言うことになります。
耳からの判断とは何か?
メラビアンの法則の言う「耳からの判断」とは何を意味するのでしょうか? これか「言葉からの判断」とも重なるような気がするのですが、実は言葉からの判断と違って「声のトーン」や「話のテンポ」「言葉の抑揚の付け方」が基準となるそうです。
ですから……
上手に話をする事よりも「誠実に話すこと」や「一生懸命に話すこと」が重要になります。
胡散臭い人もいるよな
言葉からの判断=面接の内容
そして最後の「言葉からの判断」ですが、これがいわゆる「面接の場でどう答えるか」と言うところになります。恐らく、多くの方が面接をする時に、ここを1番に考えてて対策しているかと思います。
もちろん7%しか影響しないからと言ってお座なりにして良いのではありません。評価が横並びになった場合、残りの7%が結果に結びつくかも知れないのです。
7%のために対策してたのか
第一印象がイメージを決定する
最初に「最初の5分で合否が決まる」と言う事を書かせて戴きましたが、別の研究者の説によると「面接官は第一印象で90%のイメージを決定してしまう」と言われています。そして面接は「自分の決めたイメージを確認するための作業」として行われると言うのです。
例えば「真面目そうな人だ」というイメージを持ったとします。そうすると「本当に真面目なのか?」と確認するための質問をしたがる傾向にあると言うのです。
ですから面接に挑む場合、この習性を逆に利用すると良いでしょう。家族や友人、知人に「自分は他人から見るとどのように見えるか」を聞いてみてください。「真面目そう」とか「頑固そう」とか人それぞれに色々な答えが返ってくると思います。
「自分がどんな風に見えるのか」を知ることで、ある程度、面接官からの質問の予想が立てられるかと思います。
まとめ
また「他人から見た自分の印象」を知ることで、ある程度は質問の予想が出来ますから、それに対する答えを用意する事で心に余裕が出るかと思います。
メラビアンの法則が全ての面接に当てはまる訳ではありませんが、活用していただければ幸いです。