夫が2回目の転職を果たしてから1年半以上が経過しました。
夫の最初の転職は43歳の時。当時、勤めていた会社が民事再生法を申請して、止むを得ずの転職でした。
2回目の転職は48歳の時。
民事再生法からの転職を果たして「やれやれ」と安心していたのですが、転職先は超ブラック。同時期に入社した社員達は次々と去り、夫の口から「仕事辞めたい…」の言葉を聞いた時は「応援するよ」とか言えませんでした。
そして現在働いている会社に入社して1年半。
4月に昇進することが決まりました!
2回目の転職先で昇進
昇進の辞令が出たのは3月初旬。なんと2階級特進です。


実のところ「2階級特進」と言っても、夫の場合は役職のない平社員での採用だったので、年齢から考えると「大出世」と言う訳ではありません。
ただ最初の職場でも初めての転職先でも、夫はイマイチ評価されていませんでしたから「会社から正当に評価された」と言う事実が嬉しくて仕方ありません。
2階級特進した夫は有能な人材だったのか?
「2階級特進ってことは元々有能な人だったんでしょ? 普通に転職を考えている普通のサラリーマンには関係ないよ」と思われる方も多いかと思います。
妻の口から言うのはアレですが、夫は特別有能な人って訳ではありません。
SEとしてのキャリアがあるのは事実ですし、今まで愚直に働いてきました。真面目で仕事熱心な人ですが「キレッキレに仕事が出来るエリートサラリーマン」ではありません。
以前「不遇の40代。安月給で課長になれないサラリーマンはボンクラなの?」と言うテーマでも書きましたが、今の日本は真面目に頑張っている人が必ずしも評価される訳ではないのです。
夫の場合、最初の会社でも次の会社でも一生懸命働いてきましたが、前2つの会社は技術職を評価する風土がなかったのか、妻の目から見ても「夫は評価されていないな」と感じていました。
一方、今の会社は技術を売りにしている企業なので、技術者を大切にしてくれる風土があるんです。
もし、夫が新卒時に今の会社に入社出来ていれば、苦労して2回も転職することはなかったのにな…としみじみ思います。
転職には運と縁が左右します
転職活動をしていると
- こんなに頑張っているのにどうして採用されないんだろう?
- 能力的には自信あるのにどうして評価されないんだろう?
……と感じることがあるかと思います。
夫と連れ添って2回の転職活動を支えてきて「転職活動は運とか縁…と言った、自分ではどうすることも出来ない要素が左右する」と感じています。
夫は今、大変ながらも生き生きと仕事をしています。数年前は想像も出来なかったことです。そもそも前の会社では「昇進」なんて考えたこともありませんでした。
中高年で転職せざるを得ない人はダメ人間なんかじゃありません。ただ、ちょとばかり運や縁に恵まれなかっただけです。
夫は2回の転職の末、夫を認めてくれて、夫の能力を必要としてくれる会社で働くことが出来ました。
このブログを読んでくださっている方が「自分のちからを認めてくれて、能力を必要としてくれる会社」に巡り合うことを心から願っています。
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