40代、50代と言った中高の夫の転職活動をする時に妻が出来ることについて少しずつ書かせて戴いていますが、今回のテーマは「手書きの履歴書」です。
転職活動と言っても、最近の主流は転職エージェントを通しての活動になるので履歴書を手書きして写真を貼って……と言うような機会は少なくなっているかと思います。しかし手書きの履歴書を要求してくる企業がいまだ存在するのも事実です。直接応募の場合もそうですが、転職エージェントを通しての応募であっても、まれに「手書きの履歴書を持ってきてください」と言われる事があります。
手書きの履歴書を書くのは大変です!
ところで、あなたの夫は「文字」を書き慣れていますか?
毎日会社に行って仕事をしていたとしても、今どきは手書きで書類を作ることは無いかと思います。手書きの文字はせいぜい自分用のメモ書き程度でしょうか。普段、文字を書き慣れていない人間にとって「手書き履歴書」は想像以上に難問です。
まず、第一にまともに文字が書けません。そして文章をバランス良く書けません。さらに言うなら集中力を持続する時間が短いため、間違えずに文字を書く事が困難です。
実際に書いてみると分かるのですが、履歴書をたった1枚仕上げるだけでも恐ろしく時間がかかります。
そこで妻の出番です……と言っても代筆はNGです。履歴書はどんなに時間がかかっても本人に書いてもらうしかありません。
履歴書にエンピツで縦の罫線を引いてあげてください。罫線があるだけで履歴書を書くペースはグッっと早くなります。罫線を引くと言うことは、文字数を把握してバランスよく文字を配置出来るよう考える必要があるので、エンピツ書きで良いので1度書いてみると罫線を引きやすいかと思います。
その一手間を引き受ける
「どうして私がこんな面倒な事を?」と思われるかも知れません。
でも手伝うしかありません。夫のスムーズな転職が家族の幸せに繋がると思えば履歴書に罫線を引くくらい、なんて事はありませんよね?
そして、夫が履歴書を書き上げた後でエンピツの下書き線を消すのは是非、妻がやってあげてください。
履歴書書きで集中力を使い果たした夫に消しゴムかけをさせてはいけませ。履歴書を破っちゃったりするのが関の山です。

破ってしまった事があります

「そんなの、誰でも出来る簡単な事じゃない?」と思うような作業が、中高年の転職活動ではネックになったりするのです。手書きの履歴書が必要な時は、是非とも、妻の力を発揮して戴きたいと思います。