中高年の方が転職活動をする場合、大量の履歴書が必要になってきます。1社、2社の応募で内定が決まれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが現実です。
最近では履歴書と言ってもパソコンで作成するのが主流になっていますし、転職エージェント経由で応募した場合は履歴書が必要ない場合もあります。しかし今でも手書きの履歴書が必要な場面も少なくありません。今回は手書きの履歴書を綺麗に書くコツについてお届けします。
恐ろしく時間がかかるな
手書きの履歴書を美しく書くコツ
あなたは「文字」を書き慣れていますか?
あなたは普段から「文字」を書き慣れているでしょうか? 毎日会社で仕事をしているとしても、パソコン入力ばかりで手書きの文字と言えば付箋やメモにちょこっと書く程度ではないでしょうか。しかも「自分が見るから」と我流の文字で。
字を書く機会ってないかも
普段文字を書き慣れていない人間が「ちゃんとした文字を書く」と言うのは意外と骨の折れる作業です。履歴書では「美しい字」で書く必要はありませんが「正しい字」で書かなければなりません。小学校の国語の時間にならった楷書です。実際に履歴書を書き上げてみると、恐ろしく時間がかかる事かと思います。
履歴書に鉛筆で罫線を引く
これは、非常に面倒くさい作業なのですが、履歴書に鉛筆書きで縦の罫線を引いてみてください。そして罫線に従って1文字ずつ書いていくのです。罫線は履歴書が仕上がって時点で消しゴムで消します。
面倒ではありますが文字の大きさが揃うだけでも履歴書の見ためが随分美しくなるのです。
妻に任せていました
空き時間に作業していました
文字の大きさに気をつける
罫線に従って書くようになると、おおむねバランス良く書けるかと思うのですが、さらに美しく見せるために
これだけでも随分と印象が上がります。
同じことを言うよね
履歴書の場合、1文字ずつの美しさよりも「パッっと見た感じのバランス」が印象に残りがちですから「パッと見た時にバランスの良い履歴書」を意識して書くようにしてください。
超本命は文字も下書き
もし「この企業にどうしても入社したい」と言う超本命企業がある場合は、文字も鉛筆で下書きしてください。鉛筆書きなら何度でも消す事が出来ますよね。「落ち着いて書く」と言うのは履歴書を仕上げていく上で重要なポイントとなります。
消しゴムがけは時間をおいて
下書きもペン入れも済ませて、早速消しゴムがけ……をするのは厳禁です。消しゴムをかけるのは5分以上経ってからにしてください。せっかく美しく仕上がったとしても、消しゴムがけをしてペンが滲んでしまっては元も子もありません。インクが落ち着くまでは、じっと我慢です。
まとめ
「罫線とか下書きとか、そんな面倒なことやってられるか!」と思われた方もいらっしゃるかと思います。もちろん一発書きで完璧に仕上げる事が出来るなら、それで充分だと思います。
しかし「途中まで書いたのに字を書き間違えてまた最初から」とか「書き上げてみたら字の大きさがバラバラで汚い」なんて事になるのなら、最初の時点で手間をかける方が賢明です。履歴書を書くのが苦手だと思っておられるのでしたら「罫線と下書き」を試して戴きたいと思います。