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中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)もアリじゃね?49歳で受験した体験談。

『夫の転職活動を支える妻のブログ』と言うタイトルですが、このたび妻(49歳が)中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)にチャレンジしてみました。

夫(51歳)は2度の転職活動を経て現在も転職先で元気に頑張ってくれています。一方、妻の私は49歳。1人娘は中学生。パート勤務で働きながら家計を支えているものの、これから娘の教育費は上がる一方です。

正直、世帯年収って、高ければ高い方が良いですよね。

……とは言うもののコロナ禍の今、世帯年収を上げるのは至難の技と言っても過言ではありません。業界によっては不景気の真っ只中。世帯年収を上げるどころか、倒産する会社も増えてくることでしょう。

そんな中、市役所のホームページで調べ物をしていて、ふと「中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)」の案内が目に入りました。

就職氷河期とは、バブル崩壊後の1993年から2005年卒業で就職活動に差し掛かった年代を指します。

就職氷河期に就職した世代は何かと不利益をこうむってきた訳ですが、私は就職氷河期の1世代目です。

氷河期採用公務員試験は就職氷河期のあおりを受けて、苦境に立たされている人を救済しようと国が進めているプロジェクトの1つ。

現在、多くの自治体で中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)験が展開されています。

中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)

中途採用者公務員試験(就職氷河期世代)の選考基準は自治体によって違います。

例えば…ですが、国家公務員の場合は

1966(昭和41)年4月2日~1986(昭和61)年4月1日生まれの者

……であれば誰でも受験することが出来ます。

私の住んでいる自治体の場合は「昭和47年4月2日から昭和62年4月1日までに生まれた人」でした。

……氷河期採用の公務員試験って、意外と受験可能な年齢幅が広いんです。

もちろん「30代の青年と、あと10年働いたら定年するオッサンが面接に来たらどっち採用するの?」と言われると「う~ん。そりゃあ30代かな?」と思ってしまう訳ですが、受けても良いなら受けないテはないですよね?

……だって受けるのは無料なんです。

採用試験を受けるだけなら、なんのリスクもありません。もしリスクがあるとすれば「恥やら外聞をかなぐり捨てる覚悟がいる」ってことくらいでしょうか。49歳妻は迷わず応募しましたよ。

受験倍率について

氷河期採用の公務員試験は30倍から120倍…と言われています。

数字にバラつきがあるのは、国家公務員なのか、地方自治体なのか。そして地方自治体でも自治体ごとに倍率が違うよね…って話です。

とりあえず「受かったらラッキー」くらいの気持ちで受験することをオススメします。

それでも宝くじより高確率です。

そもそも論として。中高年で転職活動をする場合、ちょっと条件が良い企業の場合は恐ろしく倍率が上がるので公務員試験だからと言って恐れることはありません。

試験対策について

……さて。試験対策についてですが、これは「自治体によります」としか言いようがありません。

特に2020年、2021年度はコロナの影響もあって、イレギュラーな形での採用試験となりました。

私の住んている自治体では申込みも1次試験もオンラインでした。

しかも1次試験は動画投稿形式。最初のお題は自己PRだったのですが「手段は問いません」とのこと。正直、49歳の普通のパート主婦には手も足も出ない内容でした。面接的なノリで自己PRした動画をアップロードして試験は終了。

……正直言って、残念過ぎる出来栄えでした。

合否の行方

転職応援妻
そして結果が届いたのですが…当然ながら不合格でした
お祈りメール

お祈りメール

せめて筆記試験ならもう少し可能性があったかもな…とは思ったのですが、それでも合格した方がおられるのですから、言い訳でしかありません。

ここまで読んでみて「ちょっと待って。動画投稿とか無理なんですけど?」って思ってしまった方もおられるかとは思いますが、今回はコロナ禍と言う特殊な状況での採用試験でした。来年以降も同じ方式とは限りません。

実際、自治体によっても試験の形式は異なっています。

氷河期採用は厚生労働省肝入りのプロジェクトですから、2022年度も募集があると思います。

自治体によって条件から募集時期から何もかもが違っていますが、その気になれば通勤圏内自治体をいくつか受験することも可能です。

もちろん来年のその頃にはすでに良い職場で働いているのが最高なのですが、もし転職活動をしていたり、転職活動を考えているのなら氷河期採用の公務員試験を視野に入れるのはアリ寄りのアリです。

私が受験した試験ではコロナ禍と言うこともあって、動画を投稿するスタイルの試験でしたが、来年以降も同じ形式とは限りません。自治体によっては筆記試験等、一般的な形の採用試験が行われていたところもあるようです。

転職を志して活動中の方の場合SPI対策や面接の対策はすでに準備されているかと思います。何なら「本番の面接の練習に行く」くらいの気持ちで応募するのもアリだと思います。

中高年層で転職活動をされていのでしたら、氷河期採用の公務員試験は猛烈にオススメしたい!

興味のある方は自治体ホームページ等をチェックの上、チャレンジして戴きたいと思います。

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