広告 中高年転職事情

中高年の転職活動。40代、50代で正社員にこだわる覚悟。

40代の転職活動。多くの方は正社員での再就職を目指して転職活動をされているかと思います。

転職活動と言っても、その形は様々です。働きながらの転職活動で「今よりも良い条件の企業があれば転職したい」と言う方、あるいはリストラ等で退職した後で頑張っておられる方。どんな形であったとしても中高年の転職活動が厳しい事に変わりはありません。

今回は「退職してから転職活動をされている方」の現実について、あえて厳しい現実について書かせて戴きます。

40代、50代の中高年でも正社員になれる?

私の夫は大学卒業後からずっと働いていた会社が民事再生を申請、事実上倒産となってしまいました。そのため、転職活動をするしかなくなってしまった訳ですが、どうにかこうにか正社員で再就職する事が出来ました。ただ、その過程は決して楽なものではありませんでした。

応募した企業は数知れず。50社以上は応募していますがお祈りの数が多過ぎて途中で数えるのを止めました。

書類選考を通過して面接まで漕ぎ着けたのが10社。そのうち内定が出たのは2社でした。しかも内定が出た2社のうちの1社は暴力団関係の企業だったため、内定を自体。最後に内定をもらった企業のお世話になっています。

転職活動を初めてから内定が出るまで5ヶ月かかっています。

転職夫
最初の頃は
3ヶ月くらいで決まると思ってました

転職応援妻
決まった時は心身ともに
ボロボロだったよね

正社員にこだわっていても……

多くの方が「転職後も正社員で働きたい」と希望されているかと思います。

しかし、ここにちょっと恐ろしい数字をご用意しています。

退職直後は正社員を希望される方は90%程度。

しかし転職活動が2ヶ月~3ヶ月立つとその比率は70%まで下がると言われていて「契約社員や特定派遣でもいいかな」と考える方が増え、半年後には50%くらいの方が正社員での就職を断念されるとのこと。実に嫌なデータです。

転職夫
半年で半数の人が
正社員を諦めるのか…

転職応援妻
でも逆に言うと
半数の人はそれでも諦めないって事よね

正社員にこだわりたい方のお気持ちは私も痛いほど理解出来ます。独り身ならまだしも、一家の大黒柱となると安定した収入を希望するのは当然のことでしょう。

日本の雇用の現実

最近では毎年100万人もの正社員が非正規労働者になっているそうです。

もちろん、雇用延長等の人も含まれますが、突然の失業が原因でそうなった方が多いのは言うまでもありません。

総務省が発表した「労働力調査」によると、非正規労働者の平成25年4~6月期平均は1881万人で、前年同期比で106万人もの増加となっています。 これは平成14年に統計を取り始めてから、過去最多の数字です。

諦めないと言う選択

今回、あえて嫌な現実を書かせていただいたのは「中高年で正社員の転職活は無理ですよ」と言いたい訳ではありません。

ただ「それくらい現実は厳しい」と言うことを知っていただきたいのです。何10社応募してもお祈り続きでは心が折れてきますし、面接で無下にあしらわれたり、圧迫面接を受けて凹む日もあるかと思います。しかし40代、50代と言った中高年での転職は「それくらい厳しくて当たり前」なのです。

実際に正社員で転職した人もいらっしゃいますし、夫も大苦戦の末ですが正社員で転職する事が出来ました。

転職活動が上手くいかないと「俺は駄目なんじゃないかな?」と思われる事があるかも知れませんが、駄目じゃありません

転職応援妻
大事なのは折れない心だと思います

転職夫
お祈りが続くのは
当たり前だと思ってください

ただでさえ少ない正社員の椅子を沢山の人間で取り合っている状態なのですから、正社員の椅子に座れるよりも、座れない人の方が多くなってしまうのは当たり前なのです。

それでもなお「正社員を目指して頑張る」と決めたのなら、それ相応の覚悟を持って全力で頑張って戴きたいと思います。

合わせて読みたい

本当にあった転職者の話。転職後の収入減。副業にアルミ缶を拾う。

40代、50代といった中高年が転職活動をするのは並大抵の事ではありません。「経験者優遇」って言葉、あれ、たぶん死語です。経験を活かして転職先でレベルアップしていく方もおられるかとは思うのですが、現実的 ...

民事再生  退職金  解雇  どの世代が切られるか?

履歴書  写真  本人希望記入欄

転職活動辛い  決まらない  迷信とご利益  お金

転職後  昇進  出戻り転職  ボーナス  課長になれない

-中高年転職事情
-, ,