40代、50代と言っ中高年の方の転職活動では一事が万事気を使うことばかりでグッタリされる事も多いかと思います。
特に電話のかけかたには要注意です。転職エージェントを通した場合、相手企業の担当者とのやりとりは転職エージェントが全て行ってくれますが、直接応募の場合、ご自分で採用担当者に電話ほかける事があるかと思います。

いい年して電話をかけるのって苦手だな

転職活動における企業への電話のかけかた
中高年の方の場合、新卒の時の就職活動の事はお忘れになっている事が多いかと思うのですが、就職課での説明会で「相手企業に電話をする時は、もう面接がはじまっていると考えてください」と言われませんでしたか? 実際、電話で評価される点も沢山あるようです。

電話のかけかた講座みたいなのを
受けたような覚えが…

今回は応募する企業へ電話をかける時に気をつけたい事についてお届けします。
話しをする時の声のトーンに気を付ける
あなたは自分の声の印象って考えた事がありますか?
明るい声か、暗い声か、優しそうな声か、誠実そうな声か。声のトーンで電話の印象は随分と変わってきます。一般的に日本人の場合、少し高めの声のトーンを好むようです。恐らく「ハツラツとした印象」を求めているのだと思います。
反対に欧米諸国では、ビジネスの場では「落ち着いた声」の方が評価が高くなるのだとか。高い声は「若そう」だとか「経験が浅そう」といイメージを持つようです。
また、電話をかける時は、相手には見えなくても背筋を伸ばして話をしてください。相手には見えない部分も意外と声として伝わってしまうようです。


馬鹿にしちゃ駄目ですよ
電話をかける場所や時間にも気をつける
電話をかける時は自宅の固定電話からするのがベストです。しかし、働きながらの転職活動ともなると、そうも言っていられないのが実情かと思います。その場合は出来るだけ静かな場所でかけてください。音楽はNGです、
また、電話をかける際は「忙しい時間」を避けるようにしましょう。忙しい時間帯は企業によって違いますから事前リサーチが必要です。一般的には始業直後、昼休み前後、終業前後避けた方が良いでしょう。

迷惑以外の何物でもないよな

相手に対する配慮は必要よね
電話のかけ方の具体例
それでは実際にどんな感じで求人への応募の電話をかけるのか、具体例をご紹介します。太字が転職者、細字が相手企業です。
お忙しいところ恐れいります。私、○○で御社の求人広告を拝見して、お電話させていただきました大阪太郎と申します。恐れ入りますが人事のご担当の方をお願いします。
はい。私が人事の担当の東京です。
恐れいります。私、御社の求人広告を拝見して、是非とも応募させていただきたく、ご連絡いたしました。
では、履歴書と職務経歴書をお持ちになって、○月○日の○時に本社人事課までお越しいただけますか?
かしこまりました。○月○日の○時にお伺いいたします。
それではお待ちしています。
ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
こちらこそお待ちしています。
はい。それでは失礼いたします。
電話をかける時に注意するべきこと
電話をする際、場合によっては応募の動機や資格など簡単な質問をされる場合がありますので、ある程度の準備をした上で電話するようにしてください。
また、自分自身のスケジュール確認は必須です。相手の都合に合わせる事が出来ない場合は、お詫びした上で調整してもらえるよう交渉てください。
ご自分の電話番号を聞かれる事があるかも知れませんが、その場合は家族に「こういう電話がかかってくるかも知れない」と必ず伝えておきましょう。
また、働きながらの転職活動の場合は自分が在職中である事を伝えた上で「すぐに電話に出られない場合がありますが、必ず折り返しさせていただきます」と伝えておきましょう。

まとめ

抜けてたところもあったよ

いかがでしょうか? 流石に電話をかけた時点で落とされるなんて事はまずないようですが、少しでも好印象を持ってもらいたいですよね。相手企業に電話をかける時は、充分に準備した上で、好印象を持ってもらるように頑張ってください。