中高年で転職活動をする場合「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ではありませんが、それこそ手当たり次第応募されているかと思います。ハローワーク経由であっても、転職エージェント経由だあっても、転職活動をする時に最初に目にするのが求人票です。
求人票の見方については今さらご説明をする必要はないかと思うのですが、今回は中高年の方が求人票を見る時に気をつけていただきたいポイントについてご説明します。


それぞれ微妙に違うよね
求人票をチェックする時のポイント
求人票を見る時に1番気になることって何ですか?
求人票には仕事内容、休日等色々な情報が詰まっています。ですが1番気になる事となると何をおいても「給与」ではないでしようか。中高年の転職活動は自分探しではありません。なんだかんだ言って、お金を貰えてこその勤務です。


給与欄の書き方色々
求人票の給与の欄は企業によって表記方法が違います。「月収○万円以上。賞与○ヶ月分」と言うような書き方の企業もあれば「年収500万円以上」と記載してあるケースも。
年棒制の場合は年収がイメージしやすいのですが、月給制の場合は「月給×12ヶ月+ボーナス」で年収を計算してみてください。
月給少なめ。だけどボーナス多め。
求人票をチェックして、たとえ月給が少なくても「月給×12ヶ月+ボーナス」で年収を計算してみると希望年収よりも多くて「まぁ、年収的には変わらないからいいか……」なんて思ってしまった事はありませんか? これ、実は相当危険な案件なのです。

魅力的に思えるんだけど?

ボーナスが出ない場合もあるのです
企業の業績が良ければ支給されますが、業績が悪化すれば減額……もしくはカットされてしかるべきものです。
さらに付け加えるなら、少なくと転職活して1年間は「ボーナスは出ない」くらいに思っておく必要があります。最初のボーナスは寸志。次のボーナスもまともに出るとは限りません。求人票をチェックして、ボーナスを抜いた年収で家計は破綻しませんか?

何年もボーナスなんて無かったよね
年収が下がる覚悟が無ければ……
月給制で、月々の月給は少なめでボーナスを多く設定している企業でも「贅沢は言っていられない。年収が下がってもいい」と言う覚悟があるなら良いのですが、そうでなければ考えなおしてみてください。
内定がで再就職したものの、月給は少ないしボーナスも出ないし……では目も当てられません。「とりあえず入社してから考えるわ」なんて暢気に構えるのは危険過ぎです。20代、30代の方なら「もう1回転職活動をすればいい」といえますが、中高年の場合1歳年を重ねる事が転職活動の命取りになる場合があるのです。「納得出来なかったから、また転職」が上手くいくとは限りません。


内定が出た後の交渉
正式に労働契約を結ぶ時、求人票に書いてあった給与よりも低い給与を提示されるケースがあります。この時「ボーナスがありますから、年収は変わりません」なんて言われたら、どうしたら良いのでしょうか? 目の前に内定がぶらさがって しまうと飛びつきたくなるのではないでしょうか?
この場合、転職エージェントやハローワーク経由なら一旦持ち帰って担当者に相談してみてください。交渉の余地があるなら、きっちりと交渉しておくことをオススメします。
まとめ
転職活動をする中で「年収交渉」と最も難しいところです。「面接中は給与の話をしない」と言うのが暗黙のルールになっていますから「内定が出てから書面での契約まで」がポイントです。再就職した後で後悔しないように、キッチリと納得出来るように頑張って戴きたいと思います。

転職エージェントに
年収交渉をしてもらいました