40代、50代と言った中高年の転職活動は厳しいものがありますが、どうにかこうにか内定を得て転職の決意が固まったと仮定します。次のステップは「現在、働いている職場に退職を表明する」事になるかと思うのですが、どんな段取りで進めていけば良いのでしょうか?
はじめての転職活動の場合、何から何まで分からない事だらけ。だからと言って「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、退職する時ははスムーズにいきたいものです。
今回は転職に必要となってくる「退職届」についてお届けします。
退職届。どんな風に出すべきか?
ところで退職届を提出するタイミングや退職届の様式ってご存知ですか? おそらくご存知ない方の方か多いかと思います。
そうそう出すものじゃないよな…
知らない人の方が多いよね
ドラマのように「退職届」を叩きつける?
テレビドラマを見ていると、退職を決意したサラリーマンがあらかじめ用意した退職届を上司に叩きつける場面を目にする事がありますが、当然ながらあれはドラマに過ぎません。どんなに嫌な職場だったとしても、実際は円満に退職した方が自分自身の為になるかと思います。
1度はやってみたかったなぁ
退職の意思を告げるタイミング
退職の意思を告げるタイミングですが労基法では労働者からの退職に関しての規定がありません。もし「希望退職は最低○カ月前に申し出る」と言った社内規程がある場合はそれに従ってください。
法律的な規定は無いのね
社内規定が無い場合は1ヶ月前に申し出るのが一般的とされています。ちなみに、民法では2週間前に申し出れば、雇用を解除出来るとされていますが、業務の引き継ぎの事を考えると1ヶ月から2ヶ月くらいあると余裕を持って退職準備が出来るかと思います。
まずは上司に口頭で
円満に退職するためには、まず上司に「相談があります」という形で、口頭で伝えてください。形だけでも「上司を立てる」事が大切です。とりあえず口頭での了承を貰ってから、正式な退職届を提出しましょう。
社内フォーマットがある場合はそれを使用してください。ない場合は定型文を載せておきましたので、ご活用ください。
退職届の定型文【コピーして使ってください】
退職届
平成○○年○月○日
株式会社 退職届
代表取締役社長 中年 太郎様退職届部ダウンロード課
転職 太郎この度、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもちまして退職いたしたく、お届けいたします。
以上
またWEB上で内容入力してPDF出力出来るフォーマットもあるのでご紹介します。
退職届テンプレート(縦書き)
退職までは大忙し!
退職までは引き継ぎや取引先への挨拶等でバタバタするかと思います。
ですが、ここはキッチリと片付けておきたいところです。また退職日で揉めてしまった場合、転職エージェント経由なら担当エージェントに相談してみてください。転職先に入社日の調整を申し出でくれたり、何かと力になってくれるかと思います。
直接応募で再就職が決まった方は、ハローワークや労働基準監督署に相談してみてください。
まとめ
いかがでしょうか? 「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、退職するとなると、税金関係、保険関係など様々な手続きが必要になってきます。場合によっては退職後に前の会社とやり取りをしなければならないケースも発生するので、退職届を提出する場合は出来るだけ円満に退職出来るよう頑張って戴きたいと思います。