夫は今年で転職して2年目を迎えました。
現在、働いている会社は中高年の転職者を積極的に採用するような会社なので軽くブラック入ってます。
そして人の入れ替わりも激しく万年人手不足です。
そんな夫の職場に以前辞めた社員が再び戻ってくる……と言う事態が発生しました。
私は正直「それはちよっと…」と思った訳ですが、調べてみたとろ、最近では「出戻り転職」なんて言葉もあるようです。
今回は「1度辞めた会社に再び就職する」出戻り転職についてお届けします。
出戻り転職ってアリですか?
出戻り転職とは?
- 出戻り転職とは一度退職した企業に再雇用され、再び働くこと。
- 休業して職場復帰…とは全く別物。
- 以前は「出戻り転職は無し」とされていたが最近は認知されつつある。
出戻り転職を受けて入れてくれる会社には2つのパターンがあります。
- 出戻り転職してくる人に対して期待している
- 出戻り転職を受け入れざるを得ないくらい人材が不足している
出戻り転職がその会社にとって本当にNGであるのなら、出戻り転職の話なんて持ち上がるはずがありません。
「出戻り転職がアリ」とされているのなら、あとは本人の気持ち次第…と言うところでしょうか。
出戻り転職は一般論では「ナシ」ですが……
一般的に出戻り転職は「ナシ」とされています。
ですが、これは転職理由によっても変わってくるようです。
親の介護や自分自身の病気で「働き続けたかったけれどやむを得ず辞めた」と言う場合、辞めざるを得ない理由が無くなって再就職出来る状況になったのなら歓迎される事があります。
また業績不振等で会社がリストラせざるを得ない状況に陥ってリストラされた場合、会社の業績が戻ってきて「あなたさえ良ければ戻ってきて欲しい」と会社側から提案されるケースもあります。
夫の職場の場合は病気療養のための退職だったらしく、2年間の闘病の末、病気が完治して復帰したとのことでした。
出戻り転職のメリット
出戻り転職は企業にとって手間を掛けることなく即戦力を手に入れる事が出来ると言うメリットがあります。
多少ブランクがあったとしても、教育する必要がないのは企業にとっては嬉しいことです。
また、職場の雰囲気や社内ルールも分かっていると言う点でも歓迎されます。
出戻り転職をする転職者にとっても気心の知れた職場で働くのは、新しい職場で何もかも1からスタートするよりも楽に仕事をはじめる事が出来ます。
出戻り転職のデメリット
これは「人間が修復出来るかどうか」と言う点に尽きると思います。
円満退職したのなら、元同僚達も受け入れてくれると思うのですが、そうでない場合は元同僚達から反感を買う可能性があります。
また「出戻り転職なんて恥ずかしい」と、自分自身の気が引けてしまうと、上手くいく話も上手くいきません。
もし出戻り転職をする場合は、たとえ自分の方が年上であったとしても年下の元同僚達に飛び込んでいくくらいの気持ちが必要です。
覚悟しておくべきことも
ここまで読むと「出戻り転職、いいじゃん!」と思われるかも知れませんが、実のところ中高年が出戻り転職する場合「以前と同じ条件での雇用」は難しいと覚悟しておいてください。
また以前とは雇用形態が変わることもあるかと思います。
- 出戻り前は正社員 → 出戻り後は契約社員
- 出戻り前は役職付き → 出戻り後は平社員
出戻り転職をする場合「前はこうだった」「自分はもっと評価されるべき」と言う考えは捨てる必要がありそうです。
出戻り転職の話が来る人の特徴
「なかなか転職が決まらない」と言う状況に陥ってしまった場合「前の職場に戻れたらなぁ…」なんて考えがよぎる事があるかと思います。
出戻り転職の話が来る人の特徴
- 前の職場の同僚や上司と人脈を作っている
- 「飛ぶ鳥跡を濁さず」的な気持ちの良い退職をしている
- 会社に出戻り社員を認める雰囲気がある
- とにかく人材不足で人が欲しい
様々な条件をクリア出来ない限り、出戻り転職は厳しいと思っておいた方が良さそうです。
出戻り転職なんて、声が掛からない人の方が普通ですから「自分には出戻り転職の声が掛からないんだど……」とガッカリする必要はありません。
まとめ
出戻り転職は良いこばかり…とは言えないのですが、出戻り転職をした方は少なくありません。
夫の職場で出戻り転職をした方は上手くいっているようです。
もちろん、出戻り転職は誰でも出来る訳ではありませんが、もし出戻り転職の話が転がり込んでくるような事があれば、乗っかってみるのもアリかと思います。