40代、50代の中高年が転職活動をする場合、最初の難関は書類選考ですが、書類選考を突破すると次は面接が待っています。『書類選考・面接の合格率について』と言う記事でもご説明しましたが、一般的に1次面接の合格率は30~50%だと言われています。
面接では様々な質問がされると思うのですが、今回は「健康状態」について聞かれた時の答え方をご紹介します。
中高年の健康状態
20代、30代の頃は健康に問題の無かった人も、40代、50代ともなると何某かのトラブルが出てくるのではないでしょうか。
中高年の場合、持病を持っている方も多いのではないかと思います。年を取れば身体に何某かのトラブルが出てくるのは当たり前のことですから、こればかりはどうしようもありません。
持病の薬を飲んでいる人が増えるよな
しかし採用する企業が「健康な人間が欲しい」と思うのも当たり前の事です。採用したものの、業務に耐えられなかったり、病欠しがちだったり…と言う状態では頼りにする事が出来ないからです。
健康状態なんてプライバシーの問題だと思うんだけど……
面接官が、応募者に対して健康上の質問をするのは「プライバシーの侵害ではないのか?」と思う方もおられるかとは思います。しかし、これはプライバシーの侵害だとは認められていません。
健康状態の質問は、持病を持っている人にとっては答え難いところではあるのですが、包み隠す事なく答える必要があります。
もし、適当に嘘をついて切り抜けたとしても、採用されて勤務がはじまればバレてしまう事です。後になって発覚するよりも面接でキチンと説明しておく方が良いかと思います。最悪、虚偽の申告で採用された場合、採用が取り消される可能性もあります。
持病がある時は「状態」と「対策」を説明する
「過去に大病をした事がある」「現在持病があって薬を飲んでいる」と言う方は、必ず病状などをキチンと説明してください。
ですが持病があるからと言って悲観することはありません。そもそも働けない状態なら、面接を受けたりしませんよね?
持病がある場合は「いま、どんな状態にあるのか」と言うことと「それに対してどう言った対策をしているのか」を説明してください。例えば痛風の場合、薬を飲んで尿酸値をコントロールしていけば、普通の人と変わない生活をすることが出来ます。
高血圧、糖尿病などで薬を飲みながら食事制限をしている場合も「定期的な通院して薬を飲み、コントロールすれば問題ない」と言う事を伝えてください。
対策、対処法を説明しなければ「持病がある」と言う印象ばかりが残ってしまうかも知れません。何よりも大切なのは「持病があっても働ける」と言う事を相手に理解してもらうことです。
働いている人って多いよな
…って事が重要なのね
まとめ
持病について触れたくないのは分かります。しかし、内定したらその会社で骨を埋める事になるかも知れないのです。
働きはじめてから会社に迷惑をかけないためにも、自分自身が困った事にならないためにも、持病がある方は、もし健康状態を面接で聞かれた場合は包み隠さず説明して戴きたいと思います。