広告 中高年転職事情

本当にあった転職者の話。転職後の収入減。副業にアルミ缶を拾う。

40代、50代といった中高年が転職活動をするのは並大抵の事ではありません。「経験者優遇」って言葉、あれ、たぶん死語です。経験を活かして転職先でレベルアップしていく方もおられるかとは思うのですが、現実的に考えるとむしろ転職前よりも生活が悪化する…と言うケースの方が多いのではないかと思います。

今回は私の住んでいる町内で本当にあった事例をご紹介します。

転職夫
あれは…俺もショックだったな

転職応援妻
まさかあの人が…って感じだったね

転職して年収が下がる悲劇

中高年が転職する時に最も恐ろしいのが転職後の年収低下です。もちろん、年収が下がっても「ローンも終わってるし、子どもも独立したから食べるだけ稼げばいいんだ…」と言う方は問題ないのですが、中にはお子さんが高校生、大学生と言う方もおられるかと思います。家族の歴史の中で最もお金が必要な時期に、年収ダウンは避けたいところ。

しかし、実際に年収が下がってしまったら……副業等をしてでも下がった分を補填していかなければなりません。

公園でアルミ缶を潰している人がいるとの通報

私と夫が住んでいるのは庶民的な住宅地です。いまだに町内会が幅を利かせているいる地域で、児童公園の掃除や管理は町内会が担当しています。公園は毎日町内会のメンバーが掃除しているので美しく保たれています。

そんな中、公園の近くに住む人から、町内会の会長に「最近、公園で集めた大量のアルミ缶を潰している人がいる。ホームレスかも知れないし、治安的にも良くないのではないか」と相談が入りました。

しかし、そんな事を町内会に相談されても、町内会は公園の掃除しているだけで何の権限もありません。地域の派出所に相談したところ「現場を見たら自分で動かずに通報してください」とアドバイスを受けた為、通報することになったのですが……

アルミ缶を潰していたのはホームレスではなく同じ町内に住む男性でした。

少しでも収入を増やしたくて…

男性はリストラからの転職後に収入が激減

家のローンや子どもの教育費が苦しく、転職先で働きながら、資源ごみの日にアルミ缶を集めて小遣い稼ぎのような事をしていたとの事でした。アルミ缶は足で踏んで潰す必要があり、自宅にはスペースが無いため、公園で作業せざるを得なかった…と。

ですが、本来資源ゴミは市の財産ですから勝手に持っていくのはNG。結局、男性は町内会のメンバーにコンビニを経営している人がいたため、コンビニでダブルワークする事になったそうです。

アルミ缶を拾いは儲かるの?

「アルミ缶拾い」って、ホームレスの仕事と言うイメージがありますが町内でも問題になったように、最近は副業として中高年の男性が行っている事が多いようです。ガッツリ儲かる仕事ではないようですが「家計の足し」にはなるのだとか。

具体的にどれくらいで取引されているのか

アルミ缶の引取価格は変動しているので、「これだけ稼げます」と断言する事は出来ません。ちなみに、2015年度のアルミ缶の価格は1キロあたり100円前後でした。

一般的なゴミ袋(40リットルくらい)にアルミ缶を詰め込んだ場合、アルミ缶の潰す程度によって違いますが、5キロから10キロはになるようです。

5キロのアルミ缶だと1袋で500円。2袋集めて1000円になります。

「たった1000円」と聞くと絶望的な気持ちになりますが、もし年収が激減したり、転職がなかなか決まらない場合は「やらないよりマシ」かも知れません。実際2袋集めると言っても1日中作業するほどではありませんから、副業としては成立するように思います。

転職夫
確かに、そう聞くと
やらないよりはマシだね

転職応援妻
副業ならアリなのかも…

まとめ

筆者の町内で起こった出来事は恐らく日本のあちこちで起こっているのだと思います。結局、アルミ缶拾いをしていた男性は、災い転じて福となす…ではありませんが、騒ぎが起きた事でアルミ缶拾いよりも割の良いアルバイトを得る事が出来ました。

この出来事は私達夫婦にとっても衝撃的でしたし、中高年の転職がどれだけ大変かを象徴するような出来事だな…と思います。

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