夫が40代、50代と言った中高年で転職活動をする時は妻の支えが必要です。
中高年での転職活動は若い人の転職活動に較べると期間が長引くなる傾向にあります。
そして若い頃なら体力と勢いで乗り切れたことも、中高年ともなると若い頃と同じように…とはいかなくなってきます。
今日は圧迫面接について書こうと思います。
きっと、これを読んでくださっている方は圧迫面接と言う言葉は既に知っておられる事かと思います。
夫が圧迫面接を受けた時、どうやってサポートすれば良いのでしょうか?


まずは圧迫面接について御説明します。
そもそも圧迫面接って何?
圧迫面接とは?
圧迫面接とは、面接で受験者に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、これに対する応答・対応を評価する面接のことをいう。『面接の達人』といった就職試験ノウハウ本の中で定義づけられた。
Wikipediaより引用
圧迫面接と言っても色々なパターンがあります。
- わざと意地悪な質問をする
- 求職者に対して無関心な対応を取る
- 求職者の話を無視する
- 求職者の経歴を全否定してみたり。
私自身、圧迫面接を経験した事があるのですが、圧迫面接は想像以上に精神力をすり減らします。
企業は何故、圧迫面接をするのでしょうか? 理由は3つあります。
圧迫面接をする理由
求職者の人となりを把握する
面接官は嫌な質問をされた時の反応を伺っています。
正しい答えが聞きたいというよりも、どんな反応をするか見たいのだと思います。
ストレス耐性をみる
過度なストレスを与えることで求職者のストレス耐性をチェックしています
人間関係のスキルを判断する
仕事の現場では客先からの無茶な注文を受けたり、クレームを受けることがあります。
その時にどう対処するかを判断します。
理由があったとしても圧迫面接を受けた人間はストレスを感じます
圧迫面接にも理由があると言われていますが、度が過ぎたり「これは大人のイジメでしょ?」としか思えないケースも多々あります。
あまりにも酷い圧迫面接をする企業の場合、辞退するのも良いかと思います。
どんな理由があったとしても、人間には越えてはいけない一線があり、採用する立場だからと言って踏み越えて良いとは思いません。

では自分の夫が圧迫面接を受けて帰ってきた時、妻はどんな対応を取れば良いのでしょう?
黙って夫の話を聞いてあげてください

圧迫面接を受けた後、精神的にボロボロになってしまう事があります。
もし「ちょっと聞いてくれよ」という状態でしたら、ぜひ話を聞いてあげてください。具体的な意見やアドバイスは不要です。人間は話を聞いてもらうだけで楽になったりするものです。
「黙って」と書きましたが、もちろん適度に相槌を打つのはOKです。
人が本当に辛い時って、アドバイスが欲しいのではないのです。ただ聞いて欲しいのです。

とにかく夫を肯定すること
「あなたは駄目な人間ではない」ということ。「あなたは応募した企業で必要ない人間かも知れないけれど、家族にとって大切な存在だ」ということ。とにかく夫に伝えてあげてください。
圧迫面接を受けた人に絶対にしてはいけないこと
帰宅した夫が圧迫面接で凹んで帰ってきた時「なんて心の弱い人だ。もっとしっかりして欲しい」なんて事を思わないでください。
何度でも書きますが圧迫面接は「死にたい」と思うほど辛いものです。いい年した大の大人でさえ参ってしまうものです。
理解者がいるだけでも違います
もちろん。全ての企業が圧迫面接を行っている訳ではありません。
そして、もし夫が圧迫面接に遭遇してしまったら、それは夫の責任ではありません。
「交通事故にあった」「道を歩いていたら鳥の糞が落ちてきた」レベルの避けようのない出来事なのです。
夫が圧迫面接でダメージを受けてしまったのなら、少しでも早く立ち直って再び頑張れるようサポートして差し上げてください。