40代、50代と言った中高年の方がが転職活動をするにあたって、必ずと言っても良いレベルでお世話になるのが転職サイトと転職エージェントです。昭和の時代ならまだしも今のご時世ではハローワークや新聞求人等で探しきれる物ではありません。
恐らく多くの方が転職エージェントを利用されていると思うのですが、電車の中吊り広告やWEB広告などに『我々の持つ案件70%は非公開求人です』的なコピーを見て、ちょっと気になった事はありませんか?
私達が「非公開求人」と聞くと転職エージェントが独自で入手した、転職エージェント経由でしか応募出来ない素晴らしい案件……のようなイメージがありますが実際のところはどうなのでしょう? 今回は「非公開求人」についてご説明します。
なんとなくプレミア感があって良いよね
転職エージェントの非公開求人の定義とは
非公開求人と聞くと、その案件を抱えている転職エージェントに登録しないと応募出来ない特別な求人……なんて思っていませんか?
実のところ非公開求人の本来の定義は「転職エージェントのホームページ上での公開を企業が希望しなかった求人」でしかありません。
ですから非公開求人と言っても1社独占の求人と言う訳ではなく、同時期にA社にもB社にも同じ案件が出ている事は珍しくありません。
ちょっと思ってたのと違ったな
どうしてHPに掲載しないのか?
まず、企業がどうして転職エージェントを利用して求人するのかを考えてみましょう。
企業は自分達の求める優秀な人材が欲しいと思っていますが「人を探す」のは案外大変なことです。大々的に求人を公開してしまって、自分達が求めているスペックに見合わない人が応募してくるのを警戒しています。
転職エージェントで非公開求人として募集する場合、まず転職エージェントで社内選考があるので「スペックに見合わない人」を面接する手間が省けます。
ですから最近は求人をオープンにしないのが当たり前と言う傾向があるようです。
実のところ特別な物じゃない…って事か
…って意味合いの方が強そうね
本当に伏せておきたい求人もあるようです
しかし、実際に私達が想像するような意味での「非公開求人」があるのも事実です。しかし、そんな求人は全体数の10分の1にも満たないのが現状です。参考として伏せておきたい理由をご紹介しておきます。
求人を伏せておきたい理由
→自社社員にリストラ計画がバレるのを防ぐため
→同業他社に事業計画がバレるのを防ぐため。
→企業としての大きな動きがバレるから。
実質的にはヘッドハンターの管轄。
まとめ
転職エージェントは非公開求人を持っていて当たり前……むしろ転職エージェントが抱えている案件のほとんどは非公開求人であると認識して戴きたいと思います。
転職エージェントは非公開求人だろうが、そうでなかろうが、様々な求人を抱えています。「過度な期待は禁物ですよ」と言うだけで、転職活動をするにあたって転職活動エージェントが心強い味方である事に変わりはありません、しかし、非公開求人の実情については転職エージェントを利用する場合の知識として覚えておいて戴ければ幸いです。