中高年が転職活動をする場合、最初の難関は書類選考です。
応募してみたところで書類選考さえ通らない…と言う厳しい現実が立ちはだかっています。そしての難関は面接ですが、すでに何度となく玉砕なさっている方もおられるのではないでしょうか?
転職活動が長引いていてくると多少は面接慣れしてくるとは思うのですが、初対面の人と話をするのが得意だと言う人は少数派だと思います。サービス業や営業職の方はまだしも、技術職や事務職の方の場合「面接以前に人と話をするのが苦手」と言う方もおられるでしょう。
ですが面接は初対面の人と「おしゃべり」をするのが目的ではありません。面接力はテクニックを磨く事である程度向上する事が出来ます。
そして今回は「テクニックを向上させる」と言うよりも、むしろ「NG回避」に焦点を当ててお届けしたいと思います。
地雷を避けることなら出来そうだよね
面接官が嫌う「癖」とは?
面接官は面接をする時、その企業独自の基準を持って合否を判断しています。
採用基準は企業ごとに違うので、なんとも言えない部分が多いのですが、実のところ「NG行動」については、共通する部分が存在します。もちろんNG行動を取ってしまったからと言って、必ずしも駄目だとは言えないのですが、出来るだけ回避するに越した事はありません。
足がじっとしていない(貧乏ゆすりをする)
面接官の前に座ったら、とりあえずじっとしてください。
「そんなの当たり前だろ?」と思われるかと思うのですが、意外にも緊張すると貧乏ゆすりをしてしまう人は多いのです。自分では気づいていないうちに足が小刻みにふるえているかも知れません。貧乏ゆすりは端で見ていると不愉快なものです。
「俺は関係ないな」と思っていても、意識して「足をじっと揃えておく」事を実践してみてはいかがでしょうか?
一定数いる気がする
話のはじめや、合間に「え~」を入れる
結婚式のスピーチなどで「え~。先ほどご紹介に預かりました」と言ってしまう人って、多いと思いませんか? 実はこれ、話はじめだけでなく、話の合間にも「え~」を挿入してしまう人って多いのです。しかし、この「え~」は面接官をイラつかせてしまう可能性があります。ちょっと、この文章を声に出して読んでみてください。
お分かりになるかと思いますが「え~」は必要ありません。つい言ってしまう人は治すよう努力してみてください。
意識するだけでも違うと思うよ
言い直しをしてしまう
一度口に出して言ってしまった事を、言い直すのはNGです。例えば「管理部門を担当していたのは5年間です。あ、6年です」と言った具合に「間違っていたから訂正した」と言うケースもあるかと思いますが、言い直しをすると相手に信頼感を与える事が出来ません。
これは模擬模擬面接をして、予想される質問を何度も声に出して練習することである程度回避する事が出来ます。
俺も実際にやっていました
話がすぐに脱線してしまう
意外に思われるかも知れませんが、これは会話や面接に自信がある人こそやってしまいがちな失敗です。相手に好感を持ってい欲しくて、余計な事まで長々と話をしてしまうのです。
例えば「どんな仕事をしていますか?」との質問に対して「はい。医療機器の販売、営業をしております」とだけ答えれば良いところを「医療機器の場合、最近の売れ筋は……」などと、面接官が聞いてもいない事を延々と語ってしまうのはNG。質問には出来るだけ簡潔に答えてください。
簡単に治りそうよね
言い訳がましく前置きしてしまう
相手から否定される事を恐れて、どんな事に対しても、言い訳めいた前置きをしてからしか話が出来ない人がいます。
例えば「どうしても…と言う訳ではないのですが、出来れば転勤は……」とか「自信がある訳ではないのですが、私の場合……」と言うように、逃げ道を作ってから話をはじめていませんか?
これは一見、謙虚な話し方にも思えるのですが、スマートな話し方とは言い難いですし、面接官に「自信のない人」という印象を与えかねません。話によっては前置きが必要な場合もあるかとは思うのですが、前置きはほどほどに。
つい言い訳がましくなるんだよな
相手の目を見ない
これは最悪です。緊張して相手の顔をみられないのは分かりますが、自分から目をそらして話す相手を信用出来ますか? どうしても目を見て話すのが苦手なら、面接官の口元かネクタイあたりに視線を持っていくようにしてください。
まとめ
いかがでしょうか? 面接で「上手く話をする」のは難しくても「NGを回避する」ことなら出来るのではないでしょうか? 今回紹介したクセは面接の場でも意外とやってしまう方が多いそうです。「つい、やってしまうな」と心当たりのある方は是非、気をつけて戴きたいと思います。