40代の転職活動。夫にとっては2回目の転職活動でしたが、既に何度か転職を経験されている方もおられるかと思います。
中高年で転職活動をする場合、人それぞれ様々な背景をお持ちかと思います。
ポイント
初めて転職活動をする方もいれば既に何度か転職を経験されている方もおられるでしょう。一般論としてサラリーマンは安定した会社で定年まで働きたいと思っている人が多いようですが、終身雇用制が崩壊した現在、やむを得ず何度か転職を経験する人が年々増加しています。
しかし、転職活動の面接で転職回数が多い人は「転職回数が多いようですが……」と突っ込まれる事があるかと思います。「俺だって、好きで転職してる訳じゃねぇよ」と思ってしまいますが、それでは答えにならないのです。
そこで今回は経験を元にしての事ではないのですが、夫の面接対策をしていた時に得た知識を踏まえて書いてみたいと思います。
面接で転職回数を突っ込まれた場合
転職回数が多いと言うことは勤続年数が短いと言うことに直結します。
企業としては「せっかく採用しても、またすぐに辞てしまうかも知れない」と言う部分は気になるとこなのです。
- 今までの転職に意味があったのかどうか?
- すぐに辞めないかどうか?
企業はこの2つについて知りたいと思っているのです。
転職回数が多いと言うことは、勤続年数が少ないと言うことに繋がります。
企業側としては「採用しても、またすぐに辞めてしまうのではないか」と言う部分は気になるところ。今までの転職に意味があったのかどうか、またすぐに辞めてしまう危険はないかどうか、その辺りが質問のポイントとなります。
・転職の理由
上記の2点を頭において回答を組み立ててください。
特に派遣社員、契約社員として働いていた人の場合、ご自身は続けたいと思っていても辞めざるを得ない場合があったと思います。しかし「派遣社員(契約社員)だったので仕方ありませんでした」では、話が続いていきません。
また、正社員での転職を繰り返していた方でも、同じ業界を渡り歩いている場合や業種は変わっても仕事の内容が同じであれば「経験」としてご自身の一貫性をアピールする事が出来ます。
そして大切なのは、どちらの場合も
……と言う気持ちをアピールしていく事がが最大のポイントです。
転職回数を突っ込まれた時の回答例
職種が一貫している場合
業界が一貫している場合
前の会社の悪口は言わない
間違っても、今まで働いてきた会社の悪口は言わないでください。
例え働いてきた会社に否があったとしても悪口を言うような人間は決して信用されません。
また、派遣社員や契約社員で止むを得ず転職した場合でも「辞めるように言われたので仕方なく」という言い方はNGです。
転職回数について突っ込まれるのは辛いところではありますが、転職した事で得た事や前向きに働いてきた事をアピールしつつ「御社で最後まで働きたい」という熱意を示してください。
ツッコまれても動揺しない強い心を!
でも、ちょっと考えててください。
転職回数なんて書類選考の時点で分かってるはずですよね? それでも「あえて」面接に呼ぶということは採用する価値があると思われてるのです。
転職回数に突っ込まれるのは正直、辛いところです。しかし転職した事で得た経験や、前向きに働いてきた事をアピールしつつ「御社で骨を埋めたい」という熱意を示して、なんとか乗り切っていただきたいと思います。
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