夫、40代の転職活動。4社目の面接は平日の夜に行われました。規模の小さなベンチャー企業。少数精鋭での経営でかなりの利益を上げているらしく、いかにも賃料の高そうなオフィスビルの一角にオフィスを構えていたそうです。
今回は筆記試験無しの面接のみ。しかも現場担当者だけでなく社長も同伴。上手くいけば面接1回で内定が出るかも知れないという状況でした。取り持ってくれている転職エージェントの担当者によると、夫のスキルなら充分に可能性があるとのこと。しかも今まで応募してきたどの企業よりも高い年収を提示されていて、期待値もマックスです。
少人数で経営しているだけの会社なだけあって、面接はアットホームな雰囲気だったようです。社長と夫よりも少しだけ年長。どうやら夫の事を気に入ってくださったらしく、夫もまた社長と波長があったのか、面接で話が盛り上がったとのこと。帰宅した夫は「今回は本当にイケるかも知れない」と上機嫌でした。


面接は盛り上がったものの……
翌日の夜、転職エージェントから無情にもお祈りの電話が掛かってきました。
夫が感じた通り社長は夫を気に入ってくれたらしく内定を考えてくださったようなのですが、現場担当者から猛反発があったため、内定が見送られてしまったとの事でした。夫は社長と盛り上がり過ぎたために、直接の同僚となる人達から反感を買ってしまったようでした。4社目の面接と言う事で、面接に慣れ過ぎてきたのも敗因だったのかも知れません。

天狗になっていたのかも知れません
今回の企業は条件が最高に良かっただけにガッカリ感もひとしおでしたが、後になってあれこれ考えたところでどうにもなりせん。心機一転頑張ろう……と粛々と求人を物色する日々に戻るのでした。